スマホに18から始まる電話番号が表示されると、誰からの電話なのか不安になりますよね。
結論から言うと、18で始まる番号は一部の特番やサービス接続の番号、機械発信の通知、海外由来の転送表示など複数の可能性があり、一律に危険とも安全とも言い切れません。
ただし本人確認を装った詐欺や営業電話が紛れていることもあるため、内容を見極めたうえで着信拒否やブロックを行うのが安心です。
この記事では、18から始まる電話番号の正体の候補、見分けるチェックポイント、スマホとキャリアでの拒否手順、日常的にできる防止策をやさしく解説します。
18から始まる電話番号は着信拒否したほうがいい?
まずは方針です。
知らない18から始まる番号は即出ない、留守電とSMSの内容を必ず確認、怪しければ折り返さないが基本線です。
内容が不明、本人確認や金銭・コード番号の要求、リンクを踏ませる誘導がある場合は迷惑電話の可能性が高く、着信拒否を推奨します。
一方、契約中サービスの自動通知や予約確認など正当な連絡の可能性もゼロではないため、番号検索や公式サイトで発信元の裏取りを行い、そのうえで継続的に不要ならブロックするのが安全と快適の両立につながります。
18から始まる電話番号の正体とは?
ここでは「18~」が表示される主なパターンを整理します。
実在する通信サービスや業者の可能性
18で始まる短縮番号やサービス接続の中継番号、機械発信の確認コールなどが発信表示に出ることがあります。
予約リマインド、配送や設置の自動音声、金融機関やネットサービスのワンタイム案内など、実在企業の自動通知が該当するケースです。
また、電話網の仕様で中継番号が先頭に付与されることがあり、実際の元の番号とは異なる表示になる場合もあります。
このような連絡は本文や音声の内容が具体的で、個人情報や金銭を急がせない点が特徴です。
迷惑電話・詐欺電話のケースもある
同じ18始まりでも、架空料金請求や還付金詐欺、投資・副業勧誘などに使われる例もあります。
共通するサインは、急ぎ・限定・秘密を強調すること、本人確認を名目に暗証番号や認証コードを要求すること、SMSで不審なURLを踏ませることです。
また、折り返しを促して有料通話につなげる、コールバックで通話時間を引き延ばすといった手口も見られます。
発信元が曖昧、会社名と正式サイトが一致しない、検索すると苦情が多数出る場合は、迷わず拒否・ブロックに切り替えましょう。
18から始まる電話番号からの着信を見分けるポイント
次のチェックポイントを順番に当てはめると、危険度を素早く判断できます。
不自然な発信元やメッセージに注意
名乗りが曖昧、部署名や担当者名が出ない、用件が抽象的な場合は要注意です。
「今すぐ」「本日限り」「第三者に話さないで」といった強い圧力語、認証コードやカード情報の入力要求、URLタップの強要があれば危険寄りです。
留守電やSMSの文体が不自然な敬語や機械翻訳っぽい表現であることも判断材料になります。
音声で個人情報の録音入力を促す場合は対応せず、通話を切るのが安全です。
番号検索サービスで確認する方法
番号をそのまま検索し、口コミや注意喚起の有無を確認します。
企業名が出る場合は公式サイトで問い合わせ番号一覧に一致するかもチェックしましょう。
SNS検索でリアルタイムの苦情が多い、同じスクリプトの文言が並ぶといった場合はブロック推奨です。
反対に、公式ヘルプやお知らせに同じ番号が掲載されていれば、正当な自動通知の可能性が高まります。
18から始まる電話番号を着信拒否する方法
スマホ本体の機能、携帯キャリアの迷惑電話ブロック、専用アプリの三段構えが基本です。
まずは本体でブロックし、繰り返す場合はキャリアやアプリで網を細かくしていきます。
スマホ(iPhone・Android)の設定で拒否する
iPhoneでは、履歴の番号右側の情報から「この発信者を着信拒否」を選べばブロックできます。
メッセージも同様にスパム報告とブロックが可能で、迷惑と判断した経路をまとめて遮断できます。
Androidでは電話アプリの履歴から番号を長押しし、ブロックまたは迷惑電話として登録します。
機種によっては迷惑フィルタの精度向上のために迷惑報告を送信でき、次回以降の自動判定に役立ちます。
携帯キャリアの迷惑電話ブロックサービスを使う
各社は迷惑電話・迷惑SMSの自動判定や、あらかじめ危険度の高い番号を遮断するフィルタを提供しています。
オプション加入で判定レベルの設定や、時間帯別の着信制限、非通知や海外発信の一括拒否などの機能を使える場合があります。
仕事や家族の連絡に支障が出ないよう、ホワイトリスト登録や着信許可の優先設定を併用すると安心です。
料金や提供機能は契約プランで異なるため、公式アプリやマイページで最新の内容を確認しましょう。
迷惑電話を防ぐためにできる3つの対策
最後に、日常的にできる予防策をまとめます。
受けてから対処するだけでなく、受けにくくする環境づくりが長期的な安心につながります。
不明な番号は折り返さない
留守電やSMSで具体的な用件と会社名、折り返し先が明確でない場合は折り返さないのが鉄則です。
特に番号だけの不在着信が複数回続く、短時間でワン切りが来る場合は誘導の可能性が高いです。
どうしても必要か判断に迷う時は、公式サイトの代表番号にこちらから問い合わせて確認しましょう。
発信前に番号検索で評判を見てからかけるだけでもリスクは大きく減ります。
電話帳アプリや迷惑電話対策アプリを活用
発信元の情報表示や迷惑判定をしてくれるアプリを入れておくと、着信時に危険度を可視化できます。
通話録音や自動遮断、着信時に警告ポップアップを表示する機能があると判断がはやくなります。
ただし過検知や誤判定もあり得るため、重要連絡が多い人はホワイトリスト機能を併用してください。
端末やOSのアップデートに合わせてアプリも更新し、判定データベースを最新に保つことが大切です。
個人情報の取り扱いに注意する
懸賞や会員登録で電話番号を安易に入力しない、公開プロフィールに電話番号を載せないことが基本です。
SMS認証を求めるサイトは公式かどうかを確認し、ワンタイムコードは第三者に絶対教えないでください。
通販や配達での連絡をSMSに限定できる設定があれば活用し、電話連絡を必要最小限に抑えましょう。
番号変更後は必要な相手だけに個別で知らせ、転送や一斉告知リンクを使わないと安全性が高まります。
まとめ|18から始まる電話番号は慎重に対応を!
18から始まる電話番号は、正当なサービス通知の可能性と、迷惑・詐欺の可能性が混在します。
不明な着信には出ない、留守電とSMSの内容を精査する、番号検索で裏取りするという手順を習慣化しましょう。
怪しい要素が一つでもあれば折り返さず、スマホのブロック機能とキャリアの迷惑対策を併用して着信拒否を設定します。
あらかじめ対策アプリの導入や個人情報の管理を徹底すれば、18から始まる電話番号に限らず迷惑電話全般のリスクを大きく減らせます。
迷惑電話対策の早見表
| 方法 | 主な効果 | 注意点 |
|---|---|---|
| 本体の番号ブロック | 同一番号の再着信を遮断 | 番号を変えてくる相手には効果が薄い |
| キャリアの迷惑ブロック | 自動判定で危険番号を広く遮断 | プランや設定により機能差と費用あり |
| 対策アプリの導入 | 着信時に警告表示や自動拒否 | 誤判定対策にホワイトリストを活用 |
| 折り返し前の確認 | 詐欺への誘導を回避 | 必ず公式サイトの番号で再確認 |
| 個人情報の最小化 | 迷惑着信そのものを減らす | 登録先と公開範囲を定期見直し |
- 知らない番号は留守電とSMSで内容を確認してから判断しましょう。
- 不審なら折り返さず、即ブロックと迷惑報告で再発を防ぎましょう。
- 本体設定、キャリア、アプリの三段構えで網羅的に対策しましょう。

